
【岐阜 中庭のある家】インナーガレージ×中庭で「30坪でも広く暮らす」間取りの考え方
2026/08/22

先に結論をお伝えします。
同じ30坪でも、広く感じる家と狭く感じる家があります。その差を生むのは主に次の3つです。
中庭とインナーガレージは、この3つを同時に実現しやすい要素です。
ただし、設計の技術と構造の裏付けがないと、光が入らない中庭や、揺れに弱いガレージになってしまいます。
それぞれの仕組みと注意点を順番に見ていきましょう。
中庭のある家は「コートハウス」とも呼ばれ、建物や塀で囲まれた外部空間を住まいの中心に取り込む設計です。
主なメリットは次の通りです。
形は、建物でコの字やロの字に囲むもの、L字の建物と塀で囲むものなどさまざまです。
敷地の形と周辺環境によって最適な形が変わるため、「中庭がほしい」という要望を出したうえで、建築家に敷地に合った形を提案してもらうのが近道です。
インナーガレージは、建物の1階部分に車庫を組み込む設計です。
羽島市江吉良の岐阜工務店モデルハウスにも、駐車スペース3台分以上のビルトインガレージがあり、雨の日でも車から降りて濡れずに家に入ることができます。
メリット
知っておきたいルール
建築基準法施行令では、自動車車庫の床面積は、建物全体の延べ面積の5分の1を限度として、容積率を計算するときの延べ面積から除外できます。
つまり同じ容積率の敷地でも、ガレージ部分を差し引いて居室を計画できるということです。
構造上の注意
ガレージは大きな開口部が必要になるため、1階の壁が少なくなります。
これは建物の耐震性に直接影響する部分です。
岐阜工務店では全棟で構造計算(許容応力度計算)を行い、耐震等級3設計・耐風等級2設計を標準としています。
インナーガレージを検討する場合は、「構造計算で確かめたうえで設計しているか」を必ず確認してください。
ここからが本題です。同じ延床面積でも広く感じる家には、共通する設計の工夫があります。
1. 廊下をなくし、回遊できる動線にする
廊下は「移動のためだけ」の面積です。
玄関からLDK、LDKから水回り、水回りから収納へと、部屋同士を直接つなぐ回遊動線にすると、廊下に使っていた面積を居室や収納に回せます。
行き止まりがないため、家事の往復も減ります。
2. 視線の先に「抜け」をつくる
玄関を開けた正面、ソファに座ったときの正面、キッチンに立ったときの正面。
それぞれの視線の先に中庭や窓があると、壁で止まる場合より奥行きを感じます。
中庭は、この「抜け」を敷地の内側につくる装置と言えます。
3. 天井の高さと窓の位置に変化をつける
LDKの一部だけ天井を高くする、窓を床から天井まで通す、ハイサイドライト(高窓)から光を落とす。
高さ方向に変化があると、床面積が同じでも空間に広がりが生まれます。
4. 色と素材で空間を「つなぐ」「区切る」
壁をグレージュなどの落ち着いた色でまとめると、境界がぼやけて空間が続いて見えます。
逆に、キッチンだけ床の色を変えたり、階段まわりだけ壁の色を濃くしたりすると、間仕切りをつくらずに場所の性格を分けられます。
壁で区切らず、色で区切る。これが狭い面積を広く使うコツの一つです。
5. 収納は「量」より「場所」で決める
使う場所の近くに収納を置くと、居室に物があふれず、結果として広く感じます。
ガレージに土間収納、洗面近くにファミリークローゼット、玄関に土間収納、といった配置です。
メリットの多い中庭とガレージですが、設計段階で押さえておかないと後悔につながる点があります。
中庭で起きやすい失敗
インナーガレージで起きやすい失敗
いずれも「設計時に分かっていれば防げる」ものばかりです。
要望を伝えるときに、この一覧を持って建築家に相談してみてください。
岐阜県は、夏は蒸し暑く、冬は北西からの季節風が冷たい地域です。
中庭の計画では、この気候を前提にした工夫が欠かせません。
岐阜工務店では、光・風・熱の動きを敷地ごとに読み取るパッシブデザインを設計の基本にしています。
加えて、C値0.2㎠/㎡以下・UA値0.46W/㎡・K以下という標準性能があってこそ、窓の多い中庭のある家でも夏涼しく冬暖かい住まいが成り立ちます。
「中庭がほしい」という要望と「快適さ」を両立させるには、デザインと性能の両方を扱える設計体制が必要です。
この記事の要点を整理します。
30坪前後の家は「狭い」のではなく、設計の工夫がそのまま暮らしやすさに現れる広さです。
岐阜工務店では、アトリエ建築家が敷地と暮らしを読み取って個別に設計し、構造計算と高気密・高断熱の性能で裏付けています。
羽島市江吉良のモデルハウスでは、ビルトインガレージや回遊動線を実際に歩いて体感していただけます。中庭やガレージのある家をお考えの方は、お気軽にご相談ください。
中庭のある家は建築費が高くなりますか?
同じ延床面積の総二階の家と比べると、外壁と窓の面積が増える分、建築費は上がりやすい傾向があります。
一方で、別に庭や駐車場を取る必要が減るため、土地を含めた総額で考えると差が縮まることもあります。敷地条件をもとに個別に試算することをおすすめします。
30坪の家に中庭とインナーガレージの両方は入りますか?
敷地の形と建ぺい率・容積率によりますが、設計次第で可能です。
廊下をなくす回遊動線や、ガレージに収納を兼ねさせるなど、面積を重ねて使う設計が前提になります。
インナーガレージは固定資産税の対象になりますか?
建物の一部として評価の対象になります。
容積率の計算では延べ面積の5分の1まで除外できますが、税の評価とは別の制度です。詳しくは市町村の税務窓口にご確認ください。
インナーガレージのある家は地震に弱いと聞きました。
1階に大きな開口ができるため、構造の検討なしに設計すると弱くなる可能性があります。
構造計算(許容応力度計算)で耐力壁の配置や梁の大きさを確かめたうえで設計すれば、耐震等級3設計は可能です。岐阜工務店では全棟で構造計算を行っています。
中庭は虫や落ち葉の掃除が大変ではありませんか?
植栽の種類と床の仕上げで大きく変わります。
落葉樹を避ける、床をウッドデッキやタイルにする、水栓を設けるなど、設計段階で手入れのしやすさを組み込むことが大切です。
岐阜工務店で中庭やインナーガレージのある家の実例は見られますか?
羽島市江吉良のモデルハウスに、駐車3台分以上のビルトインガレージとウッドデッキのある庭があります。
毎日ご案内しています(完全予約制・時間帯一組様限定)。施工事例ページでも中庭やガレージのある住まいをご覧いただけます。
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